CromStudio

GUIDE / CONSISTENCY

AIキャラクターの顔が変わるときの直し方

1 枚目はうまく描けたのに、2 枚目で髪型が変わり、3 枚目では別人になる。AI で漫画やアニメを作ろうとした人のほとんどがここで止まります。原因は AI の性能よりも「何を基準に描かせているか」にあります。CromStudio で作品を作りながら分かった原因と直し方を、順番にまとめます。

CromStudio を初めて使う方に 1,000 コインを差し上げています。Studio 内の生成にのみ使える、付与から 90 日間有効のコインです。

なぜ描くたびに別人になるのか

画像生成 AI は、1 枚ごとに指示文をゼロから読み直して描きます。前に描いた顔を覚えているわけではありません。「黒髪ロングの少女」という文章に当てはまる顔は無数にあるので、文章だけで頼む限り、毎回その中から違う 1 人が選ばれます。

キャラクターの名前を書いても同じです。AI にとって名前は意味を持たない文字列で、「前回のあの子」を指す手掛かりにはなりません。同じ顔を保ちたいなら、文章に加えて「この顔」と指せる画像を毎回渡す必要があります。

直し方 1: 文章ではなく「採用した画像」を基準にする

CromStudio では、キャラクターの外見を登録したあと、4 アングル (正面・斜め・横顔・全身) のモデルシートを生成し、気に入ったものを「採用」します。採用したモデルシートはそのキャラクターの基準画像になり、以降の作画、アニメの場面、物語のシーン画像、チャットの立ち絵を作るときに参照として渡されます。

大切なのは、基準になる画像を 1 つに決めることです。候補を何枚も作って場面ごとに違うものを使うと、それぞれが別の基準になり、結局ばらつきます。納得できるまでモデルシートを作り直し、採用してから次の工程に進みます。

直し方 2: 外見は「見分けられる特徴」まで書く

基準画像があっても、外見の文章があいまいだと細部が流れます。特に崩れやすいのは髪型と小物です。キャラクター編集の外見タブで、顔・髪・瞳・体型に加えて外見メモを具体的に書きます。

  • 髪型は結び方まで書く (「ツインテール」ではなく「左右の耳の上で結んだ黒髪のツインテール」)
  • 前髪の分け方、ほくろの位置、いつも着けている小物など、見て「この人だ」と分かる特徴を 2〜3 個入れる
  • 髪色・瞳の色は省かない (省くと生成のたびに変わる)
  • 特徴を盛りすぎない (多すぎると互いに打ち消し合い、どれも守られなくなる)

直し方 3: 年齢や姿が変わるなら、別のキャラクターとして作る

回想の子ども時代や、変身後の姿を「同じキャラクターの 10 歳のころ」と文章で頼んでも、基準画像が大人の姿なら大人が描かれます。基準画像と文章が食い違うと、AI はたいてい画像のほうに従います。反対に基準画像を外すと、今度は無関係な別人になります。

姿がはっきり変わる時期があるなら、幼少期・少年期・現在のように、姿ごとに別のキャラクターとして登録し、それぞれにモデルシートを作ります。場面ではその時期のキャラクターを出演させます。

直し方 4: 「描かないで」ではなく「何を描くか」を書く

「他の人を描かない」「文字を入れない」のような否定形の指示は、画像生成ではほとんど効きません。否定形で書いた言葉そのものが、描く対象として拾われることさえあります。

代わりに、画面に写るものを肯定形で書きます。「教室には彼女ひとりだけ。後ろの席はすべて空いている」のように、人がいそうな場所に何があるのかを具体的に置くと、余計な人物や別人の混入が減ります。

直し方 5: 服は「コーデ」として固定する

顔は保てても、服が場面ごとに変わると別人に見えます。制服・私服・戦闘服のように着替えがあるなら、衣装を素材ライブラリに登録し、キャラクターと組み合わせたコーデとして合成しておきます。

アニメの制作準備では、話の内容から場面ごとにどのコーデを着ているかが自動で割り当てられ、その場面の参照に使われます。割り当てが違う場面は、参照素材から手で選び直せます。手で選んだものは、制作準備をやり直しても上書きされません。

直し方 6: 1 枚目を検品してから量産する

同じ設定でも、場所や構図によって崩れ方が違います。教室や廊下のように「人がいて当然の場所」では、指示していない人物が奥に描き足されることがあります。絵柄が作品の他のページと違うタッチに寄ることもあります。

まとめて生成する前に、1 枚だけ作って顔・髪型・服・絵柄・余計な人物を確かめます。崩れていたら、外見メモ・画面の指示・参照のどれを直すかを決めてから作り直します。1 枚目で気づけば、やり直しは数枚分で済みます。

同じ顔で描き続けるための手順

  1. 1

    外見を具体的に登録する

    キャラクター編集の外見タブで、顔・髪・瞳・体型と外見メモを書きます。髪型は結び方まで、見分けられる特徴を 2〜3 個入れます。

  2. 2

    モデルシートを作って 1 つ採用する

    4 アングルのモデルシートを生成し、納得できたものを採用します。これが以降の生成すべての基準になります。

  3. 3

    姿が変わる時期は別キャラクターにする

    子ども時代や変身後など、見た目がはっきり違う姿は別のキャラクターとして登録し、それぞれにモデルシートを作ります。

  4. 4

    衣装をコーデにする

    着替えがあるなら衣装を素材ライブラリに登録し、キャラクターと組み合わせたコーデを合成しておきます。

  5. 5

    1 枚作って検品する

    場面の画像を 1 枚だけ生成し、顔・髪型・服・絵柄・余計な人物を確認します。崩れていたら指示を肯定形で書き直します。

  6. 6

    残りを生成する

    1 枚目で直し方が決まったら、同じ書き方で残りの場面を生成します。

よくある質問

AIで同じキャラクターを描き続けることはできますか?

できます。文章だけで頼むと毎回別人になりますが、採用した基準画像を毎回参照として渡せば、同じ人物として描き続けられます。CromStudio ではモデルシートを採用すると、以降の作画・アニメ・物語のシーン画像・立ち絵がそれを参照します。

髪型だけが毎回変わってしまいます。

髪型は文章の書き方で崩れやすい部分です。「ポニーテール」「ツインテール」だけでなく、どこで結ぶか、前髪をどう分けるかまで外見メモに書いてください。

同じキャラクターの子ども時代を描きたいです。

子ども時代を別のキャラクターとして登録し、その姿でモデルシートを作ってください。大人の基準画像のまま「子どもの姿で」と頼んでも、たいてい大人の姿で描かれます。

「〇〇を描かないで」と書いても描かれてしまいます。

画像生成では否定形の指示がほとんど効きません。描かれたくないものは指示から消し、その場所に何があるかを肯定形で書いてください。

作り直しにもコインがかかりますか?

かかります。画像の生成は作り直しも含めてコインを消費し、必要なコイン数は実行前に画面に表示されます。設定や外見メモの編集は無料なので、直す箇所を決めてから作り直すのが無駄のない順番です。

関連ページ

CromStudio

漫画の1コマから動画を生成

または